「何を緊張するの? 僕は何もしてないのに」関係者を仰天させた大谷翔平の“訴え” 水原元通訳の違法賭博事件をド軍副社長が回想
ドジャースの副社長で、大谷との契約にも深く携わったロン・ローゼン氏は、次のように回想している。
「あの事件に関しては本当に勉強になった。彼(大谷)は何も悪いことをしていない。誰かが彼にひどいことをしただけだ。イッペイは彼の通訳であるだけでなく、マネージャーでもあったんだ。しかし、そんなことが起こったときでさえ、ショウヘイは舞台裏ですべてを処理して、チームや野球に対する集中力が途切れることはなかった」
大谷の類まれなるメンタリティをクローズアップしたローゼン氏は、当人との会話も告白している。
「ロサンゼルスに帰ってきてトレーナールームに入ったときのことを今でも覚えているよ。ショウヘイがそのことを全世界に話す直前だった。我々は彼に『緊張していないか』と尋ねたんだ。そしたら彼は『なぜ緊張するんですか? 僕は何もしてないのに』と平然と言ったんだよ。彼は誰よりもずっと集中力を保っていた。本当に、本当に私が今までに見たどのアスリートよりも集中力がある」
迎えたレギュラーシーズンで、前人未到の「シーズン54本塁打・59盗塁」の大記録を残し、歴史的なフィーバーを巻き起こした大谷。スキャンダルによる逆風を吹き飛ばせたのは、他でもない本人の胆力によるところが大きく影響したと言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】大谷翔平が“4900万円”相当の野球カード返還を要求 水原被告の”今“に米紙も嘆き「日本に強制送還される可能性もある」
【関連記事】水原一平氏は「壁」だった “名通訳”を失った大谷翔平の現況に米記者が持論「ショウヘイは非常に奇妙な場所にいる」
【関連記事】日本生まれの“韓国のイチロー”に吹く逆風 “最悪契約”の声に母国メディアも嘆き「1年目なのにもう悪評が…」