「裁判所の外がカオス状態」「日米メディアでもみくちゃに」量刑が言い渡された後…水原一平被告をカメラが取り囲み、現場は大混乱

水原被告は言葉を発せずに報道陣の前を通り過ぎて行った(C)Getty Images
現場はカオス状態だった。
現地時間2月6日、ドジャース大谷翔平の口座から約1659万ドル(約25億円)を盗み、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しがカリフォルニア州サンタアナの連邦裁判所で行われ、4年9か月の禁錮刑、3年間の保護観察処分、さらに総額1800万ドル(約27億円)以上の賠償金を支払うよう命じられた。
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2021年9月ごろから昨年1月までの約2年4か月間にわたり違法スポーツ賭博で約4068万ドル(約62億円)の負債を抱え、昨年3月のシーズン開幕直後、大谷の給与口座から無断で胴元に不正送金していることが発覚した同被告。複数の罪で連邦当局から訴追され、6月には、地検との司法取引に応じ、自身の有罪を認めている。
この日、大スキャンダルが一つの結末を迎え、裁判所の外で彼を待っていたのは、大勢の報道陣だ。カメラに囲まれ、「今のお気持ちいかがでしょうか?」「ひと言お願いします」などと質問が飛ぶ中、ダークスーツにネクタイ姿の同被告は、表情を変えることなく、メディアにひと言も返すことなく、車に乗り込んでいった。
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