「世界一幸運だった男」水原被告が重ねた嘘に韓国メディアも愕然 大谷翔平の“盟友”からの転落劇に衝撃消えず「底なしの闇に」

大谷に常に寄り添っていたはずの水原被告。その罪は世界に衝撃を与え続けている。(C)Getty Images
現地時間2月6日に国際的なスキャンダルに一つの答えが出された。ドジャースの大谷翔平の元専属通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告の量刑言い渡しが行われ、検察の求刑通りに4年9か月の禁錮刑と同選手に対する約1700万ドル(約25億6700万円)の賠償命令となった。
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減刑を求めた言い分も一切認められなかった。水原被告は量刑言い渡しに先立ち、ジョン・ホルコム判事に書簡を提出。大谷に対して「本当に申し訳なく思っている」と謝罪の意を示した上で、苛烈な労働環境下で、経済的にも生活が困窮。大きなストレスからギャンブル依存症に陥ったとする意見を寄せ、「どうか、慈悲を与えてください」と情状酌量を求めた。
しかし、検察が同被告の主張に潜んだ矛盾を証拠とともに次々と指摘。書簡を受け取っていたホルコム判事も「この手紙は裁判所を欺き、重要な事実を省略している。全く信用できるものではない」と断罪した。
日本ハム時代から大谷と縁を結び、メジャーリーグ挑戦時から専属通訳となって二刀流を支えていた水原被告。その献身的な姿は、誰の目から見ても偉才の「良き友」のように見えていた。それだけに名通訳の転落劇は、世界で大きな波紋を広げている。
「常にスーパースターの傍らにいた通訳は底なしの闇に落ち、愚かな決断を繰り返した」
そう綴ったのは、韓国の日刊紙『朝鮮日報』だ。