大谷翔平の“投手復帰”が浮き彫りにした「凋落」 米メディアが伝えた水原一平被告の“服役後”「強制送還の可能性もある」
その後、出頭期限を3月24日までと命じられていた水原被告は2度に渡り、延期を要請。3度目の期限となった今回、ようやく収監される運びとなった。
奇しくも大谷が投手として実戦復帰するその日に刑期を迎えた。そんな水原被告の動静は、現地メディアでも小さくない話題となっていた。スペイン紙『Marca』のアメリカ版は「一連のニュースはオオタニがドジャースの投手として復帰したタイミングと重なり、野球選手としてのスターの進展は、元同僚であったミズハラの転落を対照的に浮き彫りにした」と皮肉交じりに紹介。同被告が大谷に1800万ドル(約27億9300万円)以上の賠償金を払う義務があるとした上で「かつての盟友の裏切りに衝撃と失望は広まった。両者の信頼の崩壊は、そのキャリアにおける転機となった」と、あらためて問題の重要性を伝えた。
また、同紙は水原被告が出頭命令を2度も延期した理由を「不明」としながらも、「刑期を終えた時、人気を博した元通訳は出身国である日本へ強制送還される手続きに直面する可能性がある」と断言。そして、「オオタニのキャリアにおける暗い一幕はようやく幕を閉じ、この先の彼は競技活動に専念することになる」とスキャンダルの終結を強調した。
最後まで後味の悪さだけが残った事件。公の場で無表情を貫いた水原被告は今、かつての盟友の活躍に何を思っているだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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