大谷翔平に求められる潔白の証明 米識者がSNSで噴出する“陰謀論”に苦言「オオタニを憎むべきではない」
ただ、すでにSNSではあらゆる論争が展開され、大谷に対する世間の疑いが完全に晴れたとは言い難い。そうしたなかで、自らの潔白を証明するために二刀流スターが調査に積極的に協力すべきだという意見も上がっている。
米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」で司会を務めるダン・クラーク氏は、自身のX(旧Twitter)で「私はMLBにオオタニをしっかりと調査してほしいと思っている。それは彼が何か悪いことをしていると思うからではなく、彼の誠実さと野球に対する一貫性を確保するためだ」と強調し、「彼(オオタニ)を憎むべきではない」と論じた。
「今、私が気に入らないのは、一部の他球団のファンがオオタニの失脚を応援しているところだ。彼らは今回の一件を何かの隠蔽工作であるとか、“フォールガイ”(身代わりの意)だとか、様々な根拠のない憶測が煽られている。ハッキリ言って、めちゃくちゃだ。オオタニに会ったこともないような人たちが、彼の人間性やライフスタイルなどを憶測で語っている」
今回の騒動に端を発したSNSでの論争に意見したクラーク氏。最後には、「誤った情報に踊らされるべきではない。オオタニはスーパースターだ。彼は全世代の選手たちを鼓舞することができる。そんな選手の滅亡を願わず、彼がもたらすものを受け入れよう」と指摘した。
騒動が世間で広まっていた現地時間3月22日には、MLBも本件の関係者に対する本格調査の実施を発表した。ここから大谷も捜査のメスが入ることになりそうだが、一刻も早い真相解明が求められる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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