「翔平には言えなかった」――水原氏の“哀しい窮状” 大谷翔平のスキャンダルを広めた誰もが知らなかった名通訳の“影”
大谷とは2018年から専属契約を交わした水原氏。滞りのない流麗なトランスレートはもちろんこと、グラウンド内外で二刀流を支えた彼の行動は一介の通訳のそれを越えるものだった。実際、ふたりの間柄を長年目にしていた関係者も驚きを隠さない。米メディア『The Athletic』でエンゼルス番を務めているサム・ブラム氏は、米ポッドキャスト番組『Foul Territory』で「私から見て、(2人は)とても偽りのない関係に思えた。メディアに向けて装っているものでもない。本当に互いを尊敬しあっていた」と語っている。
周囲から見ても仕事人として際立っていた。そんな名通訳の懺悔とも取れる告白が、赤裸々だったからこそ、付きつけられた事実に、ファンをはじめとする多くの人々は虚無や怒りに似た感情を抱く。ハレーションが一気に広まったのは、もはや必然だった。
いずれにしても、水原氏の「翔平には言えなかった」という証言には哀しさばかりがこみ上げる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】大谷翔平の責任は? 水原元通訳の“発言撤回”に元ギャンブル依存症の米司会が持論「パンドラの箱は開いた。話を180度変えた」
【関連記事】「ギリギリの生活だった」水原元通訳の新証言 米ESPNで大谷翔平に肩代わりを求めた理由を告白「翔平を見るのは辛かった」
【関連記事】示されていた”予兆” ドジャース大谷翔平 水原通訳解雇騒動 大谷が事前に漏らしていた”本音”とは