大谷翔平の“潔白証明”に米記者も安堵! 違法賭博関与の水原氏に嘆き「ミズハラはオオタニの信頼を破壊しようとした」
球界を揺るがせた水原氏と大谷の関係性を巡るスキャンダルは、ひとつの局面を迎えた。(C)Getty Images
複数の米メディアが一斉に報じたニュースが列島を賑わせている。
大谷翔平(ドジャース)の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関与し、同選手の資金を盗用したとされている問題で、米スポーツ専門局『ESPN』やニューヨークの日刊紙『New York Times』は、同氏が資金盗用を認める方向であると伝えた。
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先月20日に明るみになって以来、ありとあらゆるニュースが流れ、複雑を極めていたこのスキャンダルにおいて、焦点となってきたのは、水原氏の証言だった。
日本ハム時代に縁を結んだ大谷と蜜月の関係を築いていた水原氏は、『ESPN』のインタビューで同選手の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金していたと自ら告白。そのうえで「翔平は事実に喜んではいなかったが、私がこれからギャンブルをしないよう助けると言った」と証言していた。
しかし、これを大谷側が真っ向から否定。すると、水原氏も「私が嘘をついた。翔平は賭けには関与していない」と発言を撤回。証言が二転三転したために、「僕自身は賭けていないし送金もしていない」と声明発表会見で語った大谷本人にも疑いの目が向けられる事態となっていた。
そうしたなかで、事態は急転直下で動いた。水原氏が450万ドル以上の金額を盗んだ可能性がある「根拠をつかんでいる」と伝えた『New York Times』は、検察当局の動きとして、「オオタニの元通訳は、自身のギャンブルの借金を補うためにオオタニの金を盗んだ容疑で、罪に問われる方向で交渉中である」と指摘。同氏が近日中に起訴されるという見解を披露した。