中野友加里が解説!全日本選手権男子の見所・ポイントとは?
いよいよ今年の全日本フィギュアスケート選手権開幕まで残り1週間を切った。
コロナウイルスの影響でほぼ全ての国際大会が中止となり、今大会がシーズン初戦となる選手も多く、五輪王者の羽生結弦選手や全日本4連覇中の宇野昌磨選手もそれに該当することとなる。
そんな全日本選手権を前に、女子シングル元日本代表の中野友加里さんが自身のYouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」を更新。
男子シングルの見どころや注目ポイントについて語った。
3つの注目ポイント
そもそもこの全日本選手権は選手たちにとってどのような大会なのだろうか。
自身も通算10回出場経験のある中野さんはこう語る。
「この大会は、1年に1度、世界選手権代表や四大陸選手権代表といった日本の強い選手たちが一堂に会する大会なので、いつもの大会と全然緊張感が違います。私も全日本選手権の前は全く眠れなかった思い出があります。そのくらい、いつもと違う大会と言うところで、日本中の方も注目されていますし、選手自身もこの大会に出られることを楽しみにしていると思います。」
そんな様々な思いが詰まった全日本選手権だが、第89回目となる今年の注目ポイントについて中野さんはこう解説する。
「まず1つ目は、スタミナです。男子は女子に比べて体重や筋力が多くて重いので、最後まで滑り切る体力が必要になってきます。具体的に言うと、4回転などの難しいジャンプが組み込まれているというところで、1つ1つの技に力を注がないといけないんですよね。
そういった点で2つ目のポイントとしては、集中力が挙げられます。1つ1つの技を丁寧にしていく反面、最後まで集中力が途切れることなく滑り切れるといいなと思っています。」