パリ五輪からA代表へステップアップするのは? 識者が注目する4人とその理由

タグ: , , , , 2024/8/10

 最後にDF、高井幸大だ。蹴って、走って、競って、図太さもある才能の塊のような選手だ。素材はワールドクラス。スペックに欠点がないのは、現代センターバックにとっては大きな長所と言える。ただし、その能力の高さ故か、準備が悪くても間に合ったり、やられそうになっても身体の幅でどうにかしたりと、辻褄を合わせているので決定的なミスにならないが、本来はもっと良い準備ができる場面が目につく。

 昨季の川崎でも、高井が出ている試合はスコアが荒れる傾向が強く、彼の立ち位置や判断、集中力に起因するミスが多かった。今季は改善し、五輪代表でも川崎でもそうしたミスが減った印象はあるが、無くなったわけではない。

 彼がより成長するためには、辻褄を合わせられないほど強力な選手たちと日常を戦うため、欧州クラブでステップアップするのは一つの方法だ。しかし、その場合は昨季の川崎での経験のように、失点に絡みすぎて出場機会が激減する恐れもある。そこは心構えというか、一度A代表に高井を呼び、先輩センターバックたちがどんな準備、駆け引きを行っているのか、刺激を与える環境に入れたほうがいいのではないか。

 難しいポジションなので、今すぐA代表のスタメンに送り出せるとは思わない。だが、素材的には世界のセンターバックと比肩する選手。これから先、さらに能力を引き出すためには環境が何よりの名コーチだ。

[文:清水英斗]

【関連記事】大岩ジャパンの快進撃を韓国、中国も熱烈報道!前者は「勢いが半端ない」、後者は「アジア勢初優勝か」【パリ五輪】

【関連記事】「恥ずかしくないのか」責任逃れの発言? 酷評相次ぐ選手村のシェフが漏らした“本音”に批判殺到!「台無しにした」【パリ五輪】

【関連記事】「まずい。本当に最悪」金メダル獲得の中国最強スイマーも酷評 選手村の食事情が東京五輪の再評価にも【パリ五輪】

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム