日本人メジャーリーガー通算1000勝、最も勝ったのはあのパイオニア右腕、全投手で最も勝ったシーズンは?

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(C)Getty Images

 パドレス・ダルビッシュ有投手が2日(日本時間3日)のドジャース戦で今季12勝目を挙げ、メジャーリーグでの日本人投手の勝利数が節目の1000勝に達した。1964年、村上雅則(ジャイアンツ)が記念すべきメジャー初勝利を挙げてから、58年の月日をかけて数多くの投手たちが積み上げてきた数字だ。

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 村上はレンタル移籍のような野球留学の形を取っており、2シーズンで計5勝を挙げて、南海へ戻った。そして真の意味での「パイオニア」と言うべき野茂英雄が海を渡るまで、30年もの月日を要した。1995年、近鉄からドジャースへ移籍したトルネード右腕は1年目から13勝を挙げて、数多くのNOMOマニアたちを熱狂させた。

 1995年からは毎年、数多くの勝利が積み重ねられていった。では日本人メジャーリーガーで最も白星を挙げた投手は誰なのか。

 トップは前述した野茂で123勝。足跡も、積み上げた白星の数も、やはり野茂という投手の偉大さを物語っている。

 次ぐ2位が、節目の白星をつかんだダルビッシュだ。現在91勝。まだまだ現役として活躍中で、あと32勝の野茂の記録にどこまで迫れるのか、追い越せるのか、注目される。

 3、4位は僅差で名門球団でプレーした右腕が並ぶ。黒田博樹が79勝、田中将大が78勝だ。黒田のメジャー最終年となった2014年には、メジャー1年目の田中とそろってヤンキースでプレー。ピンストライプのユニホームを着て、名門球団の先発ローテーションをそろって守った師弟コンビだ。黒田は古巣・広島に戻り2016年限りで引退したが、田中は古巣・楽天で現在もプレー。再び海を渡り、78勝以上にメジャーリーグでの白星を積み上げていくことはあるのだろうか。

 続く5位が63勝の岩隈久志。6位が59勝のツインズ・前田健太だ。前田は現役で、右肘のトミー・ジョン手術を受けて今季は全休。もっとも手術前の2020年には短縮シーズンながらサイ・ヤング賞の投票で2位に選ばれるほどの投球を披露していた。復帰する来季以降、さらに多くの勝ち星を挙げてくれそうだ。

 以下は56勝の松坂大輔、51勝の大家友和、45勝の長谷川滋利、39勝の石井一久、34勝の伊良部秀輝、32勝の吉井理人と続く。 そして13位が現在全米を沸かせ続けているエンゼルス・大谷翔平の24勝。現役では他に17位の19勝にブルージェイズ・菊池雄星がいる。

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