中田だ、ボスラーだ!! 井上中日が3連勝&5割復帰 「好調の要因3つ」と「今後の展望」

ボスラーも今季初本塁打が飛び出した(C)産経新聞社
中日が4月20日のDeNA戦(バンテリン)に2-0で勝ち、16日の広島戦から続く連勝を「3」に伸ばした。同時に今季初のカード勝ち越し、シーズン勝率5割復帰(8勝8敗2分け)を果たした。開幕から20試合弱でようやく落ち着き始めた井上ドラゴンズ、好調の要因を簡単にまとめたい。
■先発の好結果
まずは連勝中の先発投手がいずれも好投している点。日ごとに内容をまとめてみる。
・16日(広島戦):柳裕也 7回4安打無失点
・19日(DeNA戦):高橋宏斗 7回4安打1失点(自責0)
・20日(DeNA戦):松葉貴大 6回1/3 3安打無失点
松葉は7回途中で降板してしまったが、3人とも事実上のHQS(7回以上自責2以下)をマーク。しっかり白星もついている。柳と高橋宏は今回の登板が今季初勝利だ。先発がこれだけ試合をしっかり作れるのなら、勝利の可能性は大きくなるだろう。
■勝ちパターンの確立
勝ちパターンが確立されつつあるのも大きい。8回に新外国人のジュニオル・マルテ、9回に新守護神の松山晋也が基本線だ。
特に松山はここまでのチーム8勝中全ての試合でセーブを挙げており、NPB史上初の記録を更新中。ときに休ませる展開も必要だろうが、シーズン序盤に9回を投げる者が定まった意味は大きい。
マルテも160キロに迫る速球を武器に、徐々に序列を上げてきた。制球難で崩れる事なく、これまでの8登板通して無四球を継続。「余計なランナーを出さない」というリリーバーの鉄則を体現している。