巨人の「ポスト岡本」大穴は年俸220万円の男 進化を続ける育成19歳の将来性が凄すぎる
将来的なメジャー挑戦の可能性がある岡本の後継者探しは、巨人にとって大きなテーマのひとつだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人ファンにとっては、未来につながるアーチにも見えたのではないでしょうか。
キャンプを張っていた宮崎で、今季のチーム『第1号』を放ったのは年俸220万円の育成選手フリアン・ティマでした。2月12日に行われた2、3軍の紅白戦に「4番・三塁」で先発出場したティマは阿部慎之助監督が視察で見守る中、2回先頭の第1打席で豪快なアーチをかけ、潜在能力の高さを示しました。
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ドミニカ共和国出身の19歳は193センチ、102キロと恵まれた肉体を誇る右のパワーヒッター。巨人が2019年11月と2020年3月にドミニカ共和国で行ったトライアウトで将来性を期待され、2021年に16歳でホセ・デラクルーズとともに来日しました。
巨人では日本語だけでなく、幅広い教育プログラムを通じて指導を行い、来日4年目でいよいよその才能が開花しつつあります。
プロ野球担当記者は言います。
「一昔前ならば、メジャーで一時代を築いた大物をジャパンマネーで連れてくることもできましたが、時代は変わりました。メジャー選手の年俸高騰、加速する円安の影響もあって、必ずしも今は『稼げる黄金の国ジパング』ではなくなっています」
「ならば助っ人を『育てる』のも一つの手。ティマは高校3年間をジャイアンツ球場で暮らし、日本文化の吸収にも前向きです。成功すれば先行する広島同様、日本球界のモデルケースになってくるでしょう」