帰ってきた番長・清原が語る 今季、巨人独走を許した「仲良しごっこ」野球とは
帰ってきた番長こと、清原和博氏(53)の死球論がおもしろい。プロ野球最多196死球の記録を持つ「デッドボール王」ならではの視点から、巨人に独走を許すセ・リーグの現状を指摘した。
ユーチューブの「デーブ大久保チャンネル」で、西武で先輩だった大久保博元氏(53)と対談。現役時代の死球エピソードを振り返るなかで、データを切り口に独自の考えを語った。
「今年の死球の数を調べてみたんですけど、巨人の坂本選手が0(ゼロ)、丸選手が0(ゼロ)。チームでも最下位のヤクルトが一番多くて、巨人が一番少ない。強いチームと逆じゃないですか。巨人に打たれているのに、他球団はなんで厳しくいかないかな」。
徹底的に内角を攻められ続けてきたからこその着眼点。言葉通りの数字が並ぶ。ペナントレースの3分の2(80試合)を消化した時点で、巨人主軸の死球数は坂本、丸は0で、本塁打トップの岡本も3という少なさ。死球が少ないということは、内角攻め自体が少ないともいえる。
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