石井楽天 痛恨の敗戦でにわかに注目集める監督の「去就問題」とは
楽天は15日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)に3ー7と敗れ、自力優勝の可能性が消滅した。
痛恨のミスが響いた。初回に先頭・山崎が三塁打を放ってチャンスメーク。続く鈴木大の投ゴロで飛び出すも、相手投手、和田の送球を三塁を守る周東が捕球できず。クロスプレーはセーフと判定されていた
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だが、三塁走者の山崎はジャッジを見ておらずアウトになったと勘違いしたのか、放心状態でベース横で倒れているところをタッチアウトになるまさかのボーンヘッド。首位ソフトバンクとの大事な一戦、石井監督は「自分でプレーを切らさずにやってほしかった」と集中力を欠いたプレーに苦言を呈した。
その後は相手主砲の柳田に一発を浴び、マジック点灯を許した。ソフトバンクは試合前に練習道具が届かず、打撃練習ができないなどのアクシデントもあったが、ものともせず、自力で勝利をたぐり寄せた。
一方の楽天は先発の辛島が4回4失点と崩れ、後続も強力ソフトバンク打線の勢いを止めることはできなかった。勝負どころで劣勢を強いられるチームにおいては、にわかに監督の去就にも注目が高まり始めている。
石井GM兼任監督がチームの指揮を執るのは今季で2シーズン目となる。序盤は好調で5月10日時点で貯金18を作り、首位を独走したときもあったが、その後はずるずると負けが込み、8月中旬にはとうとう貯金が0となった。昨年はシーズン3位ながらファーストステージでロッテに敗れるなど、就任時に掲げた「骨太の常勝軍団」作りまでは道半ばとなっている。