「10・10決戦」に敗れた楽天・石井監督の采配に球界OBが注文「松井を0-5で投げさせても意味がない」
石井監督はこの試合に5人の投手をつぎ込んだが、打線が沈黙して点が奪えなかった(C)CoCoKARAnext
10月10日、ロッテと楽天の今季最終戦(楽天モバイルパーク)が行われた。勝った方がクライマックスシリーズ(CS)に進出するという大一番だったが、ロッテが5-0で快勝した。この試合で勝利したロッテはソフトバンクを上回り2位に浮上。CSファーストステージを本拠地のZOZOマリンスタジアムで開催する権利を得た。
【動画】10日の今季最終戦、先発の則本も力投したものの、4回に安田に本塁打を浴びるなど要所で失点したのが響いた
運命の「10・10決戦」はロッテに軍配が上がった。試合が動いたのは2回。1死からロッテの5番・山口航輝がレフトへ二塁打を放ちチャンスを展開すると、続く岡大海がライト前に打球を落とす適時打で先制点を奪った。4回には7番・安田尚憲がレフトポールに直撃する9号ソロを放つと、7回には荻野貴司の適時打、8回には佐藤都志也の2点適時打で突き放した。
一方の楽天は相手先発の小島和哉に対して走者を出すも、再三の併殺などチャンスをつぶし、無得点が続いた。結局最後まで得点が入らず、0-5で完敗を喫した。
これでロッテが70勝68敗5分けとなり、71勝69敗3分けのソフトバンクを1毛差で勝率を上回って2位に浮上。一時は4位に転落したロッテだが、勝負強さが冴えわたり2位でフィニッシュした。一方、この試合に敗れた楽天は70勝71敗2分けで4位となり、惜しくもCS進出を逃した。