原巨人 「岡本シフト」のDeNAに6連敗!不安視される主砲・岡本の状態とは
戦場が変わってもDeNAの勢いは止められなかった。
先週敵地で行われた3連戦(横浜スタジアム)では、2敗1分けと散々な結果に終わり、本拠地での巻き返しを誓っていた巨人だったが、14日のDeNA戦(東京ドーム)にも2―3と敗れ、これで引き分けをはさみ6連敗。同カードは7月3日から8戦勝利がない。チームは坂本を4月7日の阪神戦以来となる3番に置くなど打線を大幅に組み換え、臨んだ一戦だったが、あと一本が出なかった。
先発の山口は六回まで桑原のソロによる1失点と粘投。しかし同点の七回一死、ソトへの初球がすっぽ抜け、ヘルメット上部をかすった。これが危険球とみなされ、プロ野球史上最多となる通算4度目の危険球退場を宣告された。
さらに急きょ代わった2番手の田中豊が初球を牧に左中間へ運ばれ、決勝2ランを浴びる。敗れた試合後、ほこ先が向かったのは打線だった。原監督は「もうちょっと打線が点を、というところでしょう」と投打共に勢いのあるチームに2得点に終わった打線の奮起を促した。
ターニングポイントとして注目を集めたのは初回の攻撃だ。初回は1死から松原、坂本が連打で一、三塁とチャンスメーク。続く打席は4番・岡本。ここで先制といきたかったが、この場面で注目を集めたのはDeNA側が内野の守備隊形を大きく動かし「岡本シフト」を敷いたことだった。
二塁手の牧を二塁後方に配置し二遊間を牧、遊撃手の柴田、三塁手の宮崎で守り、一、二塁間はガラ空きとなった。結果は「6―4―3」とDeNAの狙い通りの遊ゴロ併殺打に打ち取られたことで、ネット上は「シフトに見事にハマッた!」「シフト気にせず、岡本はスタンドまで運べ!」など大騒ぎとなった。