巨人・岡本和真 交流戦三冠も視野 好調な背景にある「大谷イズム」とは
本塁打王争いも楽しみになってきた岡本和真(C)Getty Images
主砲のバットが止まらない。
巨人・岡本和真内野手は14日の西武戦(東京ドーム)3回に両リーグトップを独走する16号ソロを放ち、この1本で「巨人の4番」として通算本塁打が「162」となり、川上哲治に並ぶ球団歴代4位に浮上した。
【動画】勢いが止まらない!岡本和が3回にエンスからキング独走となる16号を放ったシーン
1-1で迎えた3回二死無走者。相手左腕エンスの高め直球を捉えて、左翼席に運んだ。勝ち越しの16号ソロ、力投する戸郷翔征にとっては待望の援護点ともなった。この回は一挙、3得点、さらに岡本和は8回にもダメ押しの2点適時打を放つなど、西武を突き放した。
交流戦に入っても好調をキープしている。この一発で交流戦7号となり、本塁打、打点(16打点)ともトップ、打率(・400)2位と交流戦打撃三冠も視野に入れる。
3戦連続の決勝打と主砲の働きでチームも目指す交流戦優勝が現実味を帯びてきた。
今季は坂本勇人からキャプテンも引継ぎ、V奪回に臨むチームの先頭に立って、けん引している。昨年はシーズン通して好不調の波が激しく、苦しい時期も長かった。
今季の快進撃を支えているのは、今春のWBCでともに戦った二刀流、大谷翔平の存在も大きかったようだ。現在はヤンキース・ジャッジと争い、本塁打争いを繰り広げるなど、常に進化した姿を見せ続けている大谷とは、今回の侍ジャパンチームでの戦いにおいて親交を深めた。
激闘を終え、日本へ帰国した岡本和は日本テレビ系列の報道番組「news zero」に出演した際に大谷について語っている。