【巨人】中田翔不在の「代償」 4番・岡本和真に与えられた「試練」とは
今季から主将も務める岡本和(C)CoCoKARAnext
巨人は7日の中日戦(バンテリンドーム)を1-2と落とし、最下位中日にゲーム差なしに迫られた。「魔の8回」に失点したことが響いたが、再び打線が下降気味となっていることも気になる兆候だ。
1-1で迎えた8回。マウンドに上がった直江大輔が2者連続四球を与えると、嫌なムードが漂う。その後上がった大江竜聖は大島洋平を空振り三振に仕留めるも、続いて出た菊池大稀が一死満塁から相手4番の石川昂弥に勝ち越しの左犠飛を許した。
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これで8回は5月全試合で失点。長く課題である「8回の男」が出てこないことには、不安定な戦いを強いられそうだ。9日のDeNA戦からは再調整したロペスの合流が決定。大勢につなぐ中継ぎ陣を整備できるかが上位浮上の一つのカギを握りそうだ。
一方、一時は上向いていた打線もここにきて低調となっている。何といっても痛かったのはリーグ単独トップの7本塁打を放ち、15打点を稼ぐなどチームをけん引していた中田翔の離脱だ。試合中の走塁により右太もも裏の肉離れを発症、5日に抹消された。
中田不在の影響がもろに出てしまっているのは4番・岡本和真にもある。この日の試合はノーヒット。中日に3連敗を喫した直近3試合は10打数1安打と4番の不調が、チームの勝敗に直結してしまっている。