「普通じゃない!」英女子選手らが訴えた“サブトラック問題” 国立競技場から移動約3キロの環境に噴出した不満「ふさわしくない」【東京世界陸上】

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会場設定に不満を隠そうとしなかったホジキンソン(C)Getty Images

 9月21日、9日間に渡って国立競技場で実施されてきた世界陸上は最終日を迎えた。

 世界屈指のアスリートたちによる“超人”的なパフォーマンスに彩られた大会は、第8日(20日)終了時点で、合計入場者数が53万6990人。目標としていた50万人を突破する大盛況となった。

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 34年ぶりの東京開催は熱狂のうちにフィナーレを迎えたのだが、今後の国際イベント開催に向けては小さくない課題も残った。それが大会前から問題視されていた「サブトラック問題」だった。

 選手たちが本番直前の最終調整を行うサブトラックは、「第二の戦場」とも言われる重要な拠点。それが今大会は国立競技場付近に設置ができなかったため、会場から約3キロも離れた代々木公園陸上競技場に設けられた。

 選手たちは専用のバスで約15分の移動を余儀なくされた。これが「調整の障壁になる」と一部の選手たちに不満を抱かせる種となった。英公共放送『BBC』の取材で「自分のルーティンワークを変える必要があった」と語ったのは、女子800mで銅メダルを手にしたキーリー・ホジキンソンだ。

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