【日本ハム】水谷、万波らチームを支えるミレニアム世代から新たなヒーローの予感…「近未来が楽しみすぎ!」
そのミレニアム世代に新たに加わった一人が現役ドラフトでソフトバンクから移籍してきた吉田だ。吉田は2001年の1月生まれになり、万波、水谷らと同世代にあたる。
吉田が周囲の度肝を抜いたのは本拠地エスコンフィールドで行われた8日の中日とのオープン戦。「7番・三塁」で先発すると、いきなり4安打と本拠地初見参となった試合でしっかり結果を残した。
本来は捕手だが、この日は三塁で出場、2回の第1打席で相手先発、カイル・マラーの変化球を捉えて右前適時打を放つと、4回はフェンス直撃の二塁打をマークし、パワーを示すと勢いは止まらない。
6回には左前打、8回も中前に運び、この日は4安打1打点と猛アピール。守備でも三塁に続き、6回途中から左翼守備につくなど、フル回転の一日となった。
さらに9日の中日戦でも「2番・左翼」で出場。第2打席では先頭の五十幡亮汰が四球を選び出塁。その後、盗塁を決め、無死二塁となると、しっかり右打ちを行い、一死三塁の形を作った。その後、アリエル・マルティネスのニゴロの間に五十幡が本塁生還と、この回はノーヒットで1点をもぎ取り、役割に応じた働きも光った。第3打席でも二塁打をマークと、バットコントロールのたくみさも際だった。
吉田は本来、捕手登録ではあるが、現在は1軍に帯同し、内外野様々なポジションにチャレンジしている。柔軟な選手起用で知られる新庄剛志監督がどんな「最適解」を見出していくかも、注目となる。
投手でも西武との開幕投手に内定している金村、先に支配下となった松岡など、伸びしろが十分にある選手がそろう。ファンの間からも「チームの近未来が楽しみすぎる!」と期待が寄せられる、ミレニアム世代がチームをけん引するか。個々の選手の一層の飛躍を願いたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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