日ハム・金子が戦力外、水面下で注目集める「ベテラン選手」の去就とは
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日本ハムのベテラン、金子千尋投手(38)が来季の構想から外れているという。16日付けの「スポーツ報知」が報じた。
金子は社会人・トヨタ自動車から2004年に、ドラフトの自由枠でオリックスに入団。08年から4年連続2ケタ勝利をマーク、10年は自己最多の17勝を挙げ、最多勝のタイトルも獲得した。14年にはMVP、沢村賞、最優秀防御率、2度目の最多勝、ベストナインと5冠に輝いたことも知られている。
18年オフに栗山前監督の熱烈なラブコールも受けて、日本ハムへ移籍。移籍後は先発、リリーフと柔軟に働き場所を変えチームに貢献してきた。
今季はイースタンではチームトップの7勝を挙げながら、1軍では3試合の登板で1勝2敗、防御率4・85の成績となっていた。
一方、チームではほかのベテラン野手の去就についても水面下で注目が高まっている。その一人にチームきってのムードメーカーとして知られる杉谷拳士内野手(31)の存在もある。
今季でプロ14年目、チームでは貴重なユーティリティプレーヤーとして知られながら、今季は51試合に出場し、打率・165、0本塁打、3打点。昨年も打率・117とこれで、2年連続打率1割台と低迷している。
今季、新庄監督は多くの選手にチャンスを与えながら戦力の見極めを行う中、シーズン終盤には「これだけチャンスを与えて、(打率)・220以下の選手はやっぱり(チャンスを)つかめかなったとしか判断できない」と発言したこともあった。杉谷の今季成績はレギュラーに求める基準として掲げた「打率・220」には遠く及ばないとあって、球団の判断が注目されている。