日ハム・近藤 FA権行使へ 「新庄野球」に「三行半」突きつけた理由とは
近藤の決断にはこんな声もある。
「新庄監督体制となり、トライアウトと称して多くの選手を起用、また様々なポジションを経験させることでミスも増えました。戦術面でも重盗を多用など従来にはない取り組みが増えたことで、近藤選手も今後のチームの方向性に不安を持った面もあるのではないか」(放送関係者)
今季は59勝81敗3分け。9年ぶりの最下位に沈んだチームを浮上させることは容易ではない。チームは来季新球場開場を控え、2023シーズンは本気で勝ちにいくとフロント、指揮官とも明言しているが、青写真通りに進むとは限らない。
今季最終戦にはチームの指揮を近藤と松本剛に任せたことも注目を集めた。裏を返せばほかのチームが熱いペナントレース争いを繰り広げている時期に、キャンプ時のような仰天采配を取ったことで、疑問の目も向けられていた。
勝利を渇望している近藤からしたら、開幕から最下位が定位置となったチーム状況には歯がゆさばかりを感じた1年とあって、「三行半」を突きつけた形だ。
果たして球界屈指の「安打製造機」の決断は?獲得を狙う各球団のし烈な駆け引きも始まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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