日ハム・近藤の流出が決定的と見られる「理由」 ささやかれる現場との「温度差」とは
一方でやきもきしているのは日本ハムファンだ。主力選手の近藤健介の去就が定まっていないこともあり、ネット上には心配の声があふれている。
一方で近藤の去就をめぐってはこんな声もある。
「近藤は神奈川の名門横浜高校出身、勝利への執着心も人一倍強いとされる。しかし今季の新庄監督体制となり、トライアウトと称して多くの選手を起用、ポジションを替えることも増え、選手の起用法が一定していないことでチーム内のミスが増えた側面もある」(球界関係者)
チームの勝利を何よりも追い求める近藤と今季は育成を主眼としたチームの「温度差」を指摘する声もある。来季は固定メンバーで戦い、勝利を求めていくと新庄監督も明言しているが、今季は59勝81敗3分けの最下位に沈んだチームを浮上させるのも容易ではないと見られている。
新庄監督も自身のSNSを通じて近藤の残留を願うメッセージを発しているが、先のドラフト時にはすでに「近藤抜き」の外野手布陣を明かすなど、すでに流出を覚悟しているような態度もかいま見える。
仮に近藤がFA市場に流出となれば、通算打率・307と球界屈指の安打製造機をめぐって、争奪戦となることも予想される。果たして残留を願う日本ハムファンに「吉報」は届くのか。ハラハラする日々が続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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