【男子バレー】4試合55点は堂々のチームトップ 西田不在の“チャンス”で見せた宮浦健人の奮闘が意味するもの

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 日本のポイントゲッターとして、今回のネーションズリーグで躍動している宮浦。振り返れば、パリ五輪までの期間にレベルアップを遂げるべく、ポーランドやフランスといった海外リーグに身を投じた。いざパリ五輪本番では同じポジションの西田有志(大阪ブルテオン)の控えに回る時間帯が長く、「まだまだ力不足で試合にも絡めず、チームにも貢献できなかった」と悔しい思いを味わった。だからこそ「一回り、二回りも成長したいですし、それができると思っています」と息巻いて2024-25大同生命SVリーグに臨んでいた。

 そのクラブシーズンを控えた昨年9月の公開練習で、宮浦はこんな言葉を口にしていた。それは、すでに西田が2025年の代表活動は休養することを受けて、報道陣から自身の心境を聞かれたときのこと。

「僕としても、これまで以上に出場機会があるかもしれません。ですので、このクラブシーズンを頑張りながら個人としても成長して、次の代表シーズンを迎えられればいいかなと思っています」

 その言葉どおり、ますます成長を遂げて、この代表活動をスタートさせた。いや、まだまだこれからも成長し続ける。チームを勝利に導く役目とともに、その歩みを止めることはない。

[文:坂口功将]

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