【日本ハム】運命の現ドラ移籍も…「清宮フレンズ」はそれぞれの思いを胸に来季へ挑む

タグ: , , , , 2024/12/15

 だが、6月上旬に左足の疲労骨折で戦線離脱を強いられることに。その後は約1ヶ月半のリハビリ期間をへて8月中旬に再び戦列復帰すると、そこからシーズン最後までローテーションに再加入。ロッテとのCSファーストSでは、勝負の第3戦目の先発に抜擢されるなど、首脳陣からの信頼も厚かった。

 今季の成績は14試合に登板し、5勝1敗、防御率2.31という数字を残した。さらにシーズン終了後は、清宮と同じく自身初の侍メンバーに抜擢され、プレミア12の日本代表として日の丸を背負い、中継ぎとして4試合に登板。持ち前のキレのあるストレートで三振を奪うなど、国際舞台でも存在感を示した。

 続いて、山本。今季は開幕一軍に名を連ねると、勝ちパターン、ビハインド、ロングリリーフなど様々な場面で登板。与えられた場面で自らの仕事をきっちりこなし、36試合に登板し防御率は1.82と抜群の安定感をほこった。

 中継ぎながら6勝をマーク。山本が投げればチームが逆転勝ちするなど、「勝利の使者」としても注目を集めた。迎えたCSでは指揮官から抑え候補として指名を受けていたが、背中の張りにより無念の離脱。来季は果たせなかった、抑えへ意欲を示している。新庄剛志監督がすでに、来季の抑えとして田中正義、齋藤友貴哉を指名する中、再び信頼を取り戻すための快投を見せられるか。

 そして、FFESでは清宮フレンズのメンバーとしてステージに上がったものの、今月9日の現役ドラフトで巨人への移籍が決まり”脱退”となってしまった田中。

 高卒7年目の右腕は一時は右ひじ手術の影響もあり、育成契約の時期もあったが、その後、支配下に復帰。プロ5年目に初勝利をあげると、今季は1軍では3試合の登板にとどまるも、高いポテンシャルは認められていた。150キロ超の直球、スライダー、スプリットのコンビネーションでイースタン・リーグでは29試合に登板、5勝2敗、43奪三振、防御率2・35の成績を残していた。

 昨年まで”メンバー”だった長谷川や、今年チームで大ブレイクを果たした水谷瞬など、身近に現役ドラフトで花開いた選手もいる。チームは違えども、新たな地での活躍を願いたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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