千賀滉大の1位票はまさかのゼロ 新人王争いに敗れるも米球界レジェンドは称賛惜しまず「誰も打てないボールを想像できるか?」
新人王獲得はできなかった千賀。しかし、彼への評価は上々だ。(C)Getty Images
メジャーリーグで注目されたタイトルが発表された。現地時間11月13日にMLBは全米野球記者協会(BBWAA)が選出する新人王を発表。ナショナル・リーグではダイヤモンドバックスのコービン・キャロルが選出され、最終候補入りしていたメッツの千賀滉大の受賞はならなかった。
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もっとも、納得の戴冠ではある。キャロルは打率.285、25本塁打、76打点、OPS.868、54盗塁をマーク。ルーキーでは史上初の「シーズン20本塁打&50盗塁」を達成。ダイヤモンドバックスのリーグ優勝に貢献した。
一方で千賀はBBWAAの記者による全30票のうち、2位票が22、3位票が5で71ポイントを獲得。しかし、1位票はひとつも入らなかった。
しかしながら、評価が低いというわけではない。今季の千賀は29先発(166と3/1回)で、チームトップの12勝(7敗)、さらにリーグ2位の防御率2.98、202奪三振、奪三振率10.93のハイアベレージを記録。シーズン半ばにジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーら主力投手陣の放出が相次いだチームにあって、エース級の働きを見せた。
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