“平凡“と評された「韓国のイチロー」 天才バットマンが直面したメジャーの壁「韓国で見られない変化球が多い。正直言って…」

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 帰国会見の場で「スランプに陥った時に、『このままじゃ打率1割まで落ちる』という考えが頭に浮かびすぎた。自分自身にプレッシャーをかけすぎた」と唇をかみしめた27歳は、「結果を出そうとしすぎて、やるべきことができなかった。心理的に追い詰められた」と吐露。その上で、初めて1年を通して対峙したメジャーリーガーたちの凄みも語っている。

「自分が何よりも感じたのはボールが速いというよりも変化球の曲がり方が違うということ。韓国では見られない変化球が多い。正直に言って、直球は目が慣れてくれば、打てるようにもなるけど、変化球だけは違う。韓国に95マイル(約152.8キロ)のチェンジアップを投げる投手はいない。自分はそれに苦しんだ。まだまだ技術的に足りないし、試行錯誤を繰り返した」

 メジャーの壁にぶち当たった。だからこそ、高みを見据える。「こんなにも浮き沈みのあったシーズンは今までになかった。野球をしながら経験したことのない感情も感じた」と語ったイ・ジョンフは「今年の経験がこれから野球する上で栄養分になる」と力を込めた。

 逆襲を誓う来季に向け、「休んでしまうと身体が動かなくなる」と早期始動を語ったイ・ジョンフ。「アメリカの選手たちも苦労しているなら、自分のような東洋人はさらに徹底した準備をしっかりしなければならない」と意気込んだ。

 果たして、苦しんだ2年を“結果”に結び付けられるのか。「韓国のイチロー」は、正念場を迎えている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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