【巨人】戻ってきた「8回の男」に球界レジェンドOBが指摘する「復活のポイント」とは

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 2021年には救援で58試合に登板、これまでブルペンを支えてきたタフネス左腕の復活ロードにはどういったポイントが大事となるのか。

 この点に関しては、球団のレジェンドOBからも意見が寄せられている。

 元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫氏は18日、自身のブログを更新。その中で17日のヤクルト戦(神宮)の中川の投球についてふれた。

 中川に関してはまず「4点リードしていたとはいえ8回のマウンドだ。久しぶりのマウンドで緊張もしただろう」と気遣った上で、「戻ってくる前に彼のピッチングをテレビで見ることがあってね」と続けた。

 そのときに気になった点として「投げる時に体で『壁を作る』んだけど彼、その時に、フッと腰をひいちゃうんだよね。壁が作りきれない。これだと、いい変化球は投げられないし小手先で投げるようになるからボールにキレもない。俺も腰痛に悩まされた一人だからよくわかるんだ」と自身の経験も含めて中川の現状について解説、投球に大事な下半身の使い方でまだ改良の余地があるとした。

 一方で約2年ぶりの復帰マウンドとなったことで堀内氏も「昨日は(17日は)打たれたけれど仕方ないよ。もう少し時間がかかると思うからファンの皆さんもそのつもりで見てやってください」とファンにも少し長い目で見守ってほしいとした。

 同ブログ内ではオリックスにトレードとなった広岡大志に対しても「2年という短い期間だったけど巨人軍のために戦ってくれてありがとう。シーズン途中で大変なこともあると思うけどオリックスに望まれていくんだ。頑張ってな。期待してますよ」とエールを送ることも忘れなかった。

 チーム課題とされる終盤の投手陣の運用がはまれば、さらにチームが勢いづくことは間違いない。今後も中川は注目の存在となりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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