「リトルリーグでもしない」中日ロマン砲の「緩慢走塁」に厳しい目が向けられる理由

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 中日は18日の阪神戦(バンテリンドーム)に1-4と敗れ、今季初の5連敗。借金も今季最多の12まで膨らんだ。痛いミスが響いた試合となった。

 注目を集めているのは3点を追う8回2死一、二塁のシーンだった。村松開人が左翼線へ運び、二走・石川昂弥は三塁ベースを蹴り、本塁を狙うが、なぜか本塁ベース手前で失速。一走・細川成也は三塁進塁を狙うも左翼を守る阪神ノイジーの懸命な送球もあり、細川を三塁寸前でタッチアウトとした。この時点で石川昂は本塁に到達しておらず、審判は得点を認めなかった。中日はリプレー検証を求めたが、判定は覆らず。

【動画】問題の8回の「緩慢走塁」場面、ホームベース付近で石川昂が失速して得点が認められなかった場面





 最近のチームの失速には失策数の多さも原因とされるが、この日も緩慢走塁と明らかなボーンヘッドで反撃の芽をつんだとあって、ネット上では石川昂の走塁に「リトルリーグでもしないプレー」「怠慢プレー」「どんなときも気を緩めてはダメ」と厳しい声があふれた。全力プレーは何においても求められるとあって、若き主砲の野球に取り組む姿勢が問われた。

 試合後の立浪監督も「ホームを踏むまでは全力で走らないといけない。ネクストにいるバッターもランナーに指示をしっかり出していなかった」と反省を促したが、首位阪神相手にこんな初歩的なミスをおかしているようでは勝てるはずもなかった。

 若手の積極起用が注目されるチームもすでに借金は「12」まで膨らみ、首位の阪神とは11ゲーム差まで広がった。ストロングポイントである投手陣もこのところは低迷が続く。負の連鎖を何とか断ち切りたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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