日ハム・清宮 5試合連続打点 いよいよ本格覚醒か 敵将も認める「あのポイント」とは
大暴れなるか。日本ハムは10日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に2ー0と勝利。首位ソフトバンクに3タテを食らわせ、連勝は今季最長タイの「4」まで伸ばした。最下位チームの本格逆襲となるか、注目されている。
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首位ソフトバンクに3タテ。リーグ戦再開後は波に乗れていない時期も長かったが、ここにきての快進撃に新庄監督は手ごたえを感じているという。
「うちの選手は間違いなく変わってきてますよ。なんかね、目の色が変わって、気持ちが前に出ている。すごいそれが伝わる。で、この結果につながった」と力強く語った。
中心選手の一人が、チームのロマン砲、清宮だ。「5番・一塁」で先発出場。この日は6回一死一、三塁から右翼線に適時二塁打を放ち、5試合連続打点をマーク。前日9日の試合では11号ソロを放つなど、5戦3発とここに来て勢いをつけてきている。
特に9日、ソフトバンク・武田から放った豪快なアーチには指揮官も目を細めた。
新庄監督は「清宮君のあのホームラン。『すごっ!』って言ったもん。あの低さで2ストライク追い込まれてからのあの弾道で、あの方向。バックスクリーン右に。いやあ、びっくりしたね。あれが1回でも打てたってことは、その能力があるから打てるわけであって。今まで見た日本人の打者のホームランの中で一番じゃないかな。すごかった。びっくり」と絶賛の嵐だった。
これまで7本だった自己最多を更新し、本塁打を量産し始めた清宮に敵チームも警戒を強める。
対戦したソフトバンク・藤本監督も9日の試合後には対日本ハムにここまで本塁打を18本打たれていることに触れ、「打たれすぎ」とバッテリーに反省を求めた上で、清宮に関して言及。「(ホームラン)テラスがあるといえども、ホームラン打てる、打てないという選手がいる。清宮なんかはまさしくホームランバッター」と才能を認めるコメントもあった。