日本ハム・清宮 「懲罰交代」の裏にある「あのポイント」とは
日本ハムのロマン砲、清宮幸太郎内野手(22)が目指す開幕に向け、なかなかエンジンがかかってこない。
19日のDeNA戦(札幌ドーム)に「2番・一塁」で先発出場した清宮は2打数無安打。2打席連続の空振り三振に倒れた4回終了後に宇佐見と途中交代を告げられた。
この日は新庄監督が「前からやりたかった」と熱望したファン投票によりオーダーを決めた試合。応募総数6万4448件の中から万波に次ぐ「2番人気」を獲得したが、ファンの期待に応えられず、無念の結果に終わった。
初回の第1打席はカウント1ー2から低めの変化球に泳がされ、空振り三振。3回の第2打席は見逃し、空振りで0ー2と追い込まれると最後も変化球であっさり3球三振となった。これで、オープン戦直近6試合で8打数無安打。5三振と不振を極めており、新庄監督は清宮の交代に関して「ちょっとね、打席で迷いがあって。あの迷っているスイングをベンチが見ると、やっぱりずるずるって、何か吸い込まれるというか。本人的にもね」と交代の理由を明かした。
これでオープン戦打率は・167、期待された本塁打を含め長打も出ていない。キャンプイン前は指揮官指令の下、9キロ減量、キャンプ時も新庄監督の手引きで中日・立浪監督から打撃に関してアドバイスをもらうなど、悩める未完の大器にあの手この手で手を差し伸べているが、残念ながらここまで結果は出ていない。
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