日ハム・清宮 4戦3発でも「及第点」を与えられない「理由」とは
日本ハムは16日のオリックス戦(京セラドーム)に6ー3と勝利。清宮幸太郎内野手(23)が決勝の16号3ランをマークした。
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5回は松本剛の犠飛で同点に追いつき、なおも二死一、二塁の好機。相手2番手・村西の高めに浮いた直球を右翼席に運び、値千金の16号3ランを放った清宮。これで2打席連発を放った13日のロッテ戦以来、直近4戦3発と状態を上げてきている。
指揮官の「猛ゲキ」に応えた。今季のCS進出の可能性が消えた12日に新庄監督は「これだけチャンスを与えて打率2割2分以下の選手は、(チャンスを)つかめなかったとしか言いようがない」と話していた。
そこから4戦3発と打ちまくっている清宮に関して、指揮官は「何か起きるね、彼の場合。こっちが(スタメンから)外そうとしたら打ってくれる。そういうトラブルを俺が考えながら使っていけば活躍する。なかなか難しい選手ですよ」と苦笑。
指揮官が思案顔を見せたのにも理由はある。
「要するにずっとハッパをかけ続けなくてはいけないのか、という点でしょう。プロで活躍する選手というのはある程度になれば、自身で課題をどんどん見つけて、成長曲線を描いていく。清宮の場合はそのときどきで目をかけてアドバイスを送る必要があり、その点では『一軍未満』といえる。新庄監督からしたら歯がゆい面もあるのではないでしょうか」(球界関係者)