4試合フル出場の松島幸太朗「日本の皆さんに元気を」、見る者を揺さぶった「魂の24分間」
ラグビー日本が、4年前の前回W杯で敗れた『因縁』のスコットランドを28-21で破り、悲願の決勝トーナメント進出を果たした。
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見る者を揺さぶった「魂の24分間」
死闘と呼ぶにふさわしい展開だった。勝つか引き分けで8強入りが決まる13日の1次リーグ最終戦。日本が誇るスピードスター松島幸太朗(25)福岡堅樹(27)の快足コンビのトライなどで一時28-7とリード。
だが後半に反撃を受け、7点差まで詰めよられた。さらに猛攻を受けたが、見る者を揺さぶるハードタックルで耐え、しのぐ。試合終了の笛まで『魂の24分間』で得点を許さず、逃げ切った。
0-7と先制されて迎えた前半17分、エース松島が今大会トップに並ぶ5つめのトライ。インゴールでは流れを変えようと高々とボールを放り投げてチームを鼓舞した。「自分たちの最大のメッセージは、勝って、日本の皆さんに元気を与えることでした」。台風の影響を受けた人々を思い、4試合連続フル出場の26歳は、攻守に最後まで体を張り続けた。
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