松島幸太朗が五郎丸に代わり「日本代表の顔」になったルーツとは?桐蔭学園での「伝説の独走トライ」の後は自ら厳しい環境に…
前回大会の顔・五郎丸歩、今回大会の顔・松島幸太朗
松島は「前回のW杯は先輩についていけばいいと思っていただけ。4年たって、スキルも伸びたけれど、1番はメンタル。試合でも落ち着いてできるようになった」。地元開催の今大会は多くの選手が重圧に苦しみ、初戦ロシア戦はミス続出で後手に回る展開だったが、地に足のついた松島の決定力がチームを救った。
15年W杯で、日本代表の中心は、五郎丸だった。プレースキッカーも務めて大会通算58得点をマーク。なかでも、ボールを蹴る前に、顔の前で人さし指を立て、両手を合わせる「五郎丸ルーティン」が注目を集め、日本中の子どもたちがマネをする現象が起きたほどだった。
現在33歳の五郎丸はヤマハ発動機の現役選手だが、代表には選ばれていない。監督が交代して戦術が変わり、メンバーも世代交代した。松島はウイング(WTB)だけでなく、五郎丸が務めたフルバック(FB)にも対応できるユーティリティープレーヤーとして、日本代表に欠かせない大黒柱へと成長した。
今やボールを持つだけで、スタンドの大歓声を浴びる。日本代表の顔となる五郎丸の後継者は、「フェラーリ松島」かもしれない。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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