大竹耕太郎が語った涙の巨人戦 打線の奮起に揺さぶられた心「勝負つくまで投げたかったのが本音のなかで」【独占】

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「監督に直接言われたことですか? いやあ……喋んないですね」

 15年ぶりに現場復帰を果たし、巧みな手腕でチームを率いた岡田監督についてはどうだろうか。

 現役最年長となる66歳の老将について大竹は、「最初から最後まで方針というか、こういう野球をやるというのが一切ブレなかったので、選手も分かりやすかった」という。

「監督のやりたい野球をコーチも全員把握していて、そこの不一致が一切なかったので。選手としてはこういうものを求められていることが分かりやすかったです。その辺が試合を積み重ねていくなかで明確化して、選手も分かっていって、どんどん強くなっていった印象がありますね」

 ただ、「監督に直接言われたことですか? いやあ……喋んないですね。直接はないですね」と明かした大竹は、「記事越しはあるんですけど。記事とか、試合後のインタビューとか。みんな自分の記事よりも見ていると思います。自分のことが書かれている記事よりも、監督のインタビューの方が気になっている(笑)」とも続けた。

 特に方針の部分や、監督のやりたい野球をコーチも全員把握している部分に、岡田・阪神の強さの秘密が隠されている気がした。チームとして一本筋が通っている。これが続くようなら、しばらく猛虎の牙城を崩すのは難しそうだ。

 様々な覚悟に切り込んだ今回のインタビュー。最後となる第3回は2024年の目標、オフシーズンの過ごし方に迫る。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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