千賀滉大と菊池雄星の投げ合いが実現へ!初の日本人投手の投げ合いから24年、名勝負の系譜は引き継がれるか
千賀と菊池の投げ合いが実現。好勝負に期待したい(C)Getty Images
日本のファン必見の一戦となりそうだ。メッツ・千賀滉大の次回登板が、メジャーでは自身初の中4日となる4日(日本時間5日午前2時40分開始)の本拠地でのブルージェイズ戦に決まった。同戦には菊池雄星が先発予定。日本人投手同士の投げ合いが実現する。
千賀はオフに5年総額7500万ドル(約105億円)で契約を結んだが、その際にメディカルチェックで身体に懸念される点がみつかったと伝えられている。詳細は明らかにされていないが、肘や肩に何らかの不安がみられた可能性もある。そのメディカルレポートがなければ、契約金総額がより高くなっていたと複数の米メディアが見ている。
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そんな状況と、移籍1年目ということもあり、メッツ首脳陣はここまで千賀の中4日登板は封印してきた。だが、千賀は今季本拠地で防御率1・20に対し、敵地では同6・12と大きな差が出ている。中4日で起用することが本拠地で投げさせることができ、首脳陣は身体の状態をチェックした上でGOサインを出した。
日本人先発投手の投げ合いは、2019年8月27日にヤンキース・田中将大と、当時マリナーズだった菊池が投げ合って以来、4年ぶり17度目となる。
メジャーで初めて日本人同士が先発で投げ合った記念すべき試合は、1999年5月7日。ヤンキース・伊良部秀輝が7回1失点で、マリナーズのマック鈴木に投げ勝ち、勝利投手となった。今から24年も前の出来事である。
翌年にはマック鈴木は、当時タイガースの野茂英雄と投げ合い、またも敗れた。さらに2002年には当時エクスポズの大家友和と投げ合い、日本人投手対決3連敗を記録した。
そこから時間がしばらく空き、2007年には大家と当時レッドソックスの松坂大輔が対戦。7回1失点で松坂が投げ勝った。2年後の2009年に松坂と対戦したブレーブス川上憲伸は、6回2失点で投げ勝った。