阪神を自由契約…巨人でつかんだ"居場所" 31歳助っ人右腕の活躍が話題 「巨人に来てくれてありがとう!」

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 その後もチームは8回をアルベルト・バルドナード、9回を守護神の大勢が締め、ゲームセット。移籍後初の回またぎとなったケラーは古巣相手の力投で初勝利をマークした。

 また、昨オフ、阪神から巨人にケラーの移籍が決まった際には大きく話題を集めた。

 ケラーは阪神在籍時の初年度はクローザーを任されるなど、活躍。2年目の23年シーズンも27試合に登板し、防御率1.71と安定感抜群の投球を披露していたが、家庭の事情でシーズン途中の8月に帰国。その後、ポストシーズンも含め、チームに合流できなかった。12月となり、保留者名簿から外れたことが分かった巨人が獲得に動いたとされる。

 宿敵球団どうしの移籍とあって、そのパフォーマンスが注目されたが、ケラーは150キロ超の直球と多彩な変化球のコンビネーションも冴え、後半戦に入って「勝利の方程式」に定着。今季は49登板し、1勝2敗、20HP、防御率「1.64」(23日現在)と救援陣の一員として、しっかりチームを支えている。

 人柄の良さも知られており、日ごろから古巣への感謝の気持ちも欠かさない。ナイスガイな助っ人右腕をめぐってはSNS上でも「巨人に来てくれて、本当にありがとう!」「ケラーさんいてくれて助かってます」という声や「阪神ファンだけど、ケラーが活躍しているのを見ると嬉しい」など、両球団ファンから温かい声援の声が向けられている。

 チームにとっても近年の課題であったブルペン整備が果たせたことでV奪回への道が見えてきた。背番号33の力投に今後も注目が高まりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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