『コロナ疲れ』に堀口恭司が金言「我慢って思うと、我慢ってできない」、己をマインドコントロールする

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 練習拠点とするATT(アメリカン・トップチーム)やリハビリ環境も変化している。

「練習は限られたプロ選手のみがおこなっています。リハビリ施設ではマスク着用が義務付けられていて、マスクをしながらリハビリをするので、めちゃめちゃしんどいです(苦笑)。今は怪我がだいぶ良くなってきているので、リハビリのメニューというより普通のトレーニングになっているので、かなりキツイ(苦笑)。今日もタオルを口に巻いてそのままずっと走らされたので、めっちゃ息切れしました(笑)」。

 2019年11月に手術をした右足は順調に快復し、リング復帰へ向けて着実に歩みを進めている。

「走ったり、ジャンプしたりするまで半年かかって、ずっと動けていなかったので、心肺機能の心配はやっぱりありましたけどね。でも着実に良くなっています。やっぱり、『試合に出たい』っていう気持ちはありますけど、そこで焦ってもどうしようもないので、割り切って、しっかりとリハビリをやっています。体を動かすことに関してはできないことが多かったですけど、その分時間もあるので、リハビリ中はそれまで気にしていなかった栄養面とかマッサージとかについても気を付けるようにもなりました。あと、今こっちでグリーンカードを取って家を買おうとしているので、そういう時間に充てようかなと思っています」

 怪我の報道が出てからは、「これで堀口終わったな」、「キッド(山本KID徳郁)さんも同じ怪我をしてそこから落ちていった」などのマイナスな声も上がった。キャリア初のKO負け、選手生命を脅かす大怪我という試練を前にしても、常に前向きでいられる、モチベーションとは?

「『鈍感であること』ですかね(笑)。あれこれ深く考えたってなるようにしかならないので、そんなに深く考えなくていいんじゃないかなと思います。考えすぎると焦って、思い詰めてしまう。悪い方に考えたらメンタルも弱くなるし、体調とか全てが悪くなってしまうと思うので。結局、マイナスな気持ちになったって、状況は何も変わらないので。だったらポジティブに、良くなったらどうしようとか考えた方がいいと思っています」

 堀口選手が提案する「鈍感力」。全世界で蔓延する新型コロナウイルスの恐怖。先が見えない自粛生活を乗り切るためのポイントを教えてくれた。

「『我慢』って思っちゃうと、やっぱり我慢ってできないですけど、『これが普通なんだ』って思うと普通にできます(笑)。『そうか、これが普通なんだ』ってくらいの感じでマインドコントロールすれば、結構いけます」

 どうにもできない状況を嘆くだけでなく、その中でできる事をポジティブに考える。環境適応力というか、ある種の図太さが世界チャンピオンまで登り詰めた所以だ。





◆堀口恭司 オフィシャルサイト
https://horiguchikyoji.com/

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堀口恭司×Reebok オリジナルTシャツ
堀口恭司×WAYLLY スマートフォンケース

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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堀口恭司、リングに戻れる日は「きっと特別な日に」、「コロナ後にこの思いを・・・」 https://cocokara-next.com/athlete_celeb/kyojihoriguchi-serialization-54/

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