『コロナ疲れ』に堀口恭司が金言「我慢って思うと、我慢ってできない」、己をマインドコントロールする

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「コロナ疲れ」に大怪我から復帰を目指す堀口恭司が金言「鈍感であれ」

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために続く外出自粛生活。先行きが見えない状況で、不安やストレスとどう向き合うべきか。大怪我により2つのベルトを自ら返納し、リベンジに燃える元世界王者に、苦しい中でのメンタルの持ち方について話を聞いた。

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「『我慢』って思うと、我慢ってできない」


 2018年の大晦日に行われた「RIZIN.14」で初代RIZINバンタム級王者の座を手に入れた総合格闘家の堀口恭司選手。2019年の6月にはアメリカ・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで「Bellator」世界バンタム級タイトルマッチを制し、日本人初のBellator王者、そして2冠王者となった。

 破竹の勢いで迎えた2019年8月の朝倉海戦。堀口優位と見られていたが、まさかの68秒KO負け。ノンタイトルマッチではあったが、格闘技界の寵児の座を朝倉に明け渡した。さらに追い討ちをかけるように、10月には右膝前十字靭帯の断裂、半月板損傷の大怪我を負った。苦境に立たされながらも、堀口選手はポジティブだった。

「怪我をした時は『うわぁ、やっちゃった』とか、『応援してくれる人に申し訳ない』って思いましたけど、まぁそれまでは休みもなく試合とか練習とかをやってきたので、いい休みかなと捉えています。自分は何事もプラスに、ポジティブに受け止めるので、早く動きたいなとは思っていましたけど、何かマイナスに思ったり考えたりはしなかったですね」





 現在は拠点とするアメリカ・フロリダで、復帰に向けてリハビリ生活を送っている。普段であればゆったりとした空気が流れるフロリダにおいても、コロナの猛威が迫ってきている。

「普段の生活はだいぶ変わりましたね。医療現場に関しては、自分が行くのは病院じゃなくて怪我とかのリハビリの施設なので詳しくはわからないですが、ニュースを見たり聞いた話では、医療崩壊とまではいっていないと思います。ただ、普段マスクをしないアメリカ人がみんなマスクしていますし、マスクをしないとスーパーに入れないです。自分はマスク1枚だけもらってそれをずっと使い続けていたんですけど、ついにヒモが切れてしまいました…。今はバンダナのようなものを巻いて対処しています。食事はカレーを作ったり、ほとんど自炊しています。」。

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