阪神・藤川の「火の玉ストレート」誕生のキッカケとなった番長・清原との「あの騒動」をプレイバック

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 代名詞「火の玉ストレート」のルーツは、「チン○コ事件」にある。

 快速球を武器にした阪神・藤川球児投手が、40歳シーズンでの現役引退を発表した。藤川といえば、わかっていても打者に打たせないストレートが最大の魅力。ブレークしたきっかけは、球界の番長こと清原和博氏との騒動にある。

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 05年4月21日、東京ドーム。通算500本塁打がかかった巨人清原はフルカウントから藤川のフォークで空振り三振を喫し「ケツの穴が小さい!チン○コついてんのか!」と試合後に発言した。

 当時の阪神岡田彰布監督が「そっちこそ、キン○マついてんのか!」と応酬。そもそも直球で真っ向勝負しないのは男らしくないという発想も含め、球界内外で論争に発展。メディアも大々的に取り上げ、「チン○コの男」として藤川の名は一気に全国へ広まった。
(ちなみにスポーツ紙は、表記上のルールで性器の呼称を直接文字にできないため、新聞によって「チ○ポコ」か「チン○コ」などと表現方法が分かれた)





 逃げ腰の姿勢を一喝された形の藤川は奮起した。翌06年、オールスターゲームでオリックスに移籍した清原と再戦した時には、直球勝負でバットにもかすらせなかった。「あれは火の玉や!」と驚いた清原の言葉が「火の玉ストレート」の由来となった。

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