なぜ藤川阪神はここまで巨人に差をつけることができたのか 歴史的な16差 「勝ちながら育てる」の極意とは

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 神ドラフトでも知られる高卒5年目シーズンの高寺望夢は今季ここまで50試合に出場、5月13日のDeNA戦(新潟)でプロ初ホームランを放つなど、打率・245(1日現在)と1軍舞台で力をつけ始めている。

 ほかにも光る活躍を見せているのは内外野のユーティリティとしても存在感を見せている熊谷敬宥にもある。昨年までは代走、守備固めといった役割を担うことが多かったが、今季は遊撃、三塁、中堅、左翼と守備位置も変わりながらもしぶとい打撃でチームに貢献。躍動感あふれるプレーでファンを増やしている。

 ただ起用した選手においても、気の抜いたプレーがあればときに厳しさを示すことも。チームの目指す方向性を確認、選手スタッフ一丸となって「戦う姿勢」、高みを目指すことで、他球団が追随できない強さを発揮している。 

 阪神において新任の監督が初年度に優勝を飾るとなれば史上初の快挙となる。球団創設90周年の節目の年、まさに勢いを示した青年監督のチーム作りはまだ道半ば、常勝軍団への過程が今後も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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