「朗希のグローブは宝物」元ロッテのマーティンが語る名手たちとの秘話 広瀬アリスさんへの感謝も
2022年4月10日のオリックス・バファローズ戦では、佐々木が28年ぶり、史上16人目の完全試合を達成した。この試合にマーティンは5番ライトでスタメン出場していた。
「自分の野球人生で初めて完全試合の場面にいました。そういう経験をすることができて、本当に光栄なことでした。最近もよく連絡をとっていて、彼から英語でメッセージが来ますし、英語でのやり取りは彼の勉強にもなると思います。将来的にメジャーに挑戦してくれることが楽しみですし、もちろんメジャーでも活躍できると思っています」
マーティンはメジャーリーグのレンジャーズ時代に完全試合まであと一人という試合を経験している。その時マウンドにいたのは、当時チームメイトだったダルビッシュ有。バッターボックスにはヒューストン・アストロズで、現在オリックスに所属するマーウィン・ゴンザレス。9回2アウトから安打を放ち、ダルビッシュの完全試合を阻止した。
「あの時は本当に悔しかったですね。ダルビッシュとはすごく仲良く過ごすことができました。ピッチャーとバッターで違うので、技術的なことは詳しくわからないけれど、チームメイトとして素晴らしい人でした」
マーティンは日本人メジャーリーガーと縁がある。2022年オフにロッテを退団したマーティンは2023年にマリナーズとマイナー契約を結び、招待選手として春季キャンプに参加した。その際、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターとして指導に当たったのが、日米野球界のレジェンド、イチローだ。
「自分がメジャーデビューした時に、イチローさんは向こうですでにレジェンドでした。自分としては早めに球場に行って、イチローさんのバッティング練習を見たり、彼から学ぶことができました。彼は常に見本として、選手としても人間としても素晴らしく、みんなのケアもしてくれました。憧れの選手でしたし、今回のオフでも会う機会があって、一緒に写真を撮ったり話したりすることができて良かったです。本当に感謝したいと思っています。イチローさんにはいつか監督をやって欲しいですね」
最後に、感謝したい人がもう一人いる。女優の広瀬アリスさんだ。激似と話題となり、広瀬さん本人も公認し、SNSを相互フォローする間柄だ。
「彼女のおかげで、自分のことがより有名になりました。彼女のためにビデオメッセージを送ったこともありますし、当時の通訳さんを介してTwitterとかで連絡を取り合ったりもしていたので、素晴らしい人だと思っています。家族を連れて試合を見にきたら?と何度か試合に招待したこともありましたけど、彼女も多忙で会うことはできませんでした。それでも、ロッテファンにも楽しんでもらえたし、野球ファン以外にも知ってもらうきっかけになったので、本当に感謝ですね」
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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