「泣くほど悔しかった」「いい経験では終わらせたくない」、バスケW杯本戦落選のベンドラメ礼生の決意と覚醒
Bリーグで今シーズン快進撃を続けるサンロッカーズ渋谷の司令塔で、高速ドライブでファンを魅了するベンドラメ礼生選手。今シーズンから新キャプテンに任命された25歳だ。躍進を続けるベンドラメ選手に、Bリーグの中継や見どころなどを紹介する番組「BS12水曜バスケ!」が迫った。
—バスケットボールとの出会い
ベンドラメ:小学校3年生の時に、通っていた学童のボーリング大会で同じレーンになった友達のお母さんに誘われて。そのころ僕は怪我が多くて、何かスポーツをした方がいいと言われていたタイミングでした。最初はイヤイヤ始めましたね。
—高校時代は1年からベンチ入りし、3年次には高校3冠を達成。東海大学に進学し、1年時より4年連続でインカレ決勝戦進出。Bリーグ元年の2016-2017シーズンにプロデビューすると、その年の新人賞に輝いた
ベンドラメ:小学生の頃からプロになりたいと思っていたし、そのために強い高校・大学を求めバスケをしてきた。プロ1年目でBリーグになり、プロバスケットボールが盛り上がって、そのタイミングで新人王を取れて。時が経っても初代新人王と呼んでもらえるというのは、すごく運がいいし、ありがたい。
—プレースタイルについて
ベンドラメ:僕のストロングポイントはやっぱりドライブですかね。ピック・アンド・ロールを使ってドライブをするだったり、一対一を仕掛けてドライブをするというのが僕の強みで、自信がある。そこはBリーグの中でも負けたくない。
—オールスターにも選ばれるなど、Bリーグの顔へと成長したベンドラメ選手。日本代表にも選ばれ、ワールドカップ予選でチームの勝利に貢献。しかし、FIBAバスケットボールワールドカップ2019本戦を前に最終メンバー12人からは落選
ベンドラメ:すごく悔しいです。13人目で落ちても、30人目で落ちても、結局12人には入っていないので、一緒だと思う。目の前までワールドカップが見えていて、明日出発のメンバーと今日帰る自分、すごく悔しかったですね。プロになって泣くほど悔しかった経験はあまりなかったので、そろそろいい経験では終わりたくない。今まで落ちても「いい経験になりました」で終わらせてきたんですけど、いい経験で終わらせたくないというのはあります。