全てを手にした“英雄”は26年W杯に出場すべきか? マラドーナの肉体を知る名伯楽がメッシに示す最善策「情熱に歯止めをかけろ」
そんな英雄は2ゴールを叩き出したベネズエラ戦に象徴されるようにいまだ健在である。ゆえに国内では、来るW杯出場を求める声が圧倒的に占めている。全国紙『Ole』が行ったアンケートでは、91%が「メンバーに必要」と回答。いまだ絶大なる影響力があることが示されている。
では、どうすればメッシは連覇のかかる檜舞台に立てるのか。かつてディエゴ・マラドーナから厚い信頼を寄せられていた名フィジカルトレーナーのフェルナンド・シニョリーニ氏は、米『CNN』のインタビューで、「メッシを本当に愛しているなら、時には周りの人間が『ダメだ』と言うべきだ。38歳の彼が、すべての試合に出場することはできない」と強調。心身ともに休養期間を与えることが、出場の可能性を広げる最善策と論じた。
「メッシは1994年のアメリカ大会を前にしたマラドーナのように、2026年のワールドカップに向けて特別な準備をしなければならない。彼はサッカーにあまりにも夢中だから、実現しないとは思うが、彼が好きな場所で、子どもたちやアントネッラ(奥さん)と一緒に1か月ぐらい自由に過ごすべきだ。
今はすべてを忘れて、エネルギーを充電するんだ。その後にサッカーがもたらす、飢え、貪欲さを持ってピッチに戻ってくればいい。私はメッシに言いたい。感覚的な快楽は将来の問題の根源になる。だから、その過ちを犯すな。今はサッカーが引き起こす抑えきれない情熱に歯止めをかけるんだ。それが問題や怪我の根源となり、君が万全の状態で臨めなくなるかもしれない」
ベネズエラ戦後に「希望と情熱を持っているし、モチベーションは高い。一日一日が、一試合一試合が大切なんだ」とも語ったメッシ。いつか下される彼の決断の行方は、果たしていかなるものとなるのか。史上最多6度目のワールドカップ出場を果たす姿を見たいファンは少なくないが……。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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