メッシは疲弊していた 波紋を呼んだ香港での欠場騒動の“舞台裏”を対戦相手の助っ人が証言「一切笑っていなかった」
アジアツアーがキッカケで一部から壮絶なバッシングを受けたメッシ。そんな天才の当時の様子が赤裸々に明かされた。(C)Getty Images
国際的に波紋を広げた騒動の“舞台裏”が証言された。
話題となっているのは、現地2月4日に香港で行なわれた米メジャーリーグサッカーのインテル・マイアミが実施したプレシーズンマッチだ。同クラブに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、「内転筋の違和感」を理由に試合直前で欠場を決断。これに高額チケットを購入した現地ファンが猛反発。興行の主催者がチケットの半額を返金する一大騒動となった。
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もっとも、メッシの欠場は必然ではあった。今年1月末から実施したアジアツアーにおいてインテル・マイアミはサウジアラビア、香港、日本を巡り、8日間で6試合と各種イベントを平行する過密日程を慣行。アルゼンチンの偉才もさすがに故障のリスクを恐れ、休養を決めたのである。
この波紋を広げた香港での一戦から中3日でメッシは戦線に復帰。国立競技場で実施されたヴィッセル神戸戦で30分間プレーすると事態はさらに過激化。中国でもアルゼンチン代表FWに対するバッシングが増大していった。
そうしたなかで騒動の発端となった日にピッチにいた当事者が、当日のメッシの様子を告白した。香港紙『South China Morning Post』の取材に応じたキッチーSCに所属するイングランド人MFチャーリー・スコットだ。