メッシは疲弊していた 波紋を呼んだ香港での欠場騒動の“舞台裏”を対戦相手の助っ人が証言「一切笑っていなかった」
香港リーグ選抜の一員だった26歳は、「彼ら(イベント主催者)は、僕らに『メッシは最後の10分間だけプレーするが、今日の彼は負傷している。だから彼にはハードにいかないでくれ』と言えばよかったんだ。そうすれば、彼にあまり激しいプレーをすることもなかったし、ボールを持たせるぐらいのことはできた。ファンのためなら僕らは受け入れたよ」と持論を展開。そして、こう続けた。
「僕らはインテル・マイアミと対戦していたのであって、メッシと対戦していたわけじゃない。でも、あの日のファンはメッシを見るために大金を払って、遠路はるばるやってきたんだ。だから、彼がプレーしなかったのは残念でならない」
メッシの欠場を嘆く。一方で彼は試合中のイベントに登場した際にスタンドから罵声を浴びせられたデイビッド・ベッカム氏(インテル・マイアミの共同オーナー)について「彼のせいではない。あのブーイングは不当で、間違っている」と強調。そして、バックヤードでのメッシの異様な姿も打ち明けている。
「ベッカムはとてもいい人だったよ。試合前には香港リーグ選抜の選手たち全員と写真を撮ってくれたんだ。彼はきちんとリスペクトを示してくれた。そこにはメッシもいたよ。でも、声をかけられるような雰囲気じゃなかった。近寄りがたく見えたんだ。何人かの関係者は声をかけていたけど、カメラを向けられた彼は一切笑っていなかった。レンズを見てすらいなかったんだ。僕は『写真を撮りたくないんだな』と感じたよ」
世界中で話題となった今回の欠場騒動。スコットの証言を聞く限り、以前に「最悪の事態に陥るリスクもあった」とSNSで公表したメッシは相当な疲労を抱えていたと言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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