否定意見なんの!西武「ロン毛」コンビが野球界の固定観念打破へ快投連発
そもそもは高橋が「負けるまで髪を切らない」と宣言した21年から始まった。開幕からの連勝が5で止まった後もゲンを担いで伸ばし続け、いまでは肩まで届く長さに。プレー時は髪を後ろでまとめ、ポニーテールのようにしていることが多い。今井は髪を結わず、投球時も長い茶髪をふりかざす。投手としての助言を受けるようになったダルビッシュ有がかつてロン毛にしていた時期があっただけに、あこがれの存在から感化された可能性もある。
ロン毛の評判についてSNSでは賛否両論だ。「個性的でかっこいい」「ライオンズだけに獅子のタテガミみたい」「似合えばいい」といった肯定的な意見もあれば、「違和感がある」「清潔感がない」「髪にばかり目がいって集中できない」と抵抗を感じているファンもいる。高校野球は丸刈りといったイメージや、帽子から髪がはみ出すようなロン毛の野球選手を日本では見慣れない影響もあるかもしれない。
男性のロン毛は、芸能界の木村拓哉、江口洋介らの存在で流行した時期もあったが、今ではめっきり少なくなった印象。時代と逆行するスタイルで、活躍が伴わないことには、ただの「見た目だけ派手な選手」になってしまう。外部のさまざまな声は2人も受け止めているはず。野球界の固定観念とも闘う「チーム・ロン毛」が、髪の毛も、勝ち星も伸ばし続ける。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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