開幕から1か月半、危機的状況の西武で緊急トレードの可能性は? 球界OBから注目される「右の大砲」の存在
ビシエドはかつて首位打者のタイトルも獲得している(C)産経新聞社
開幕から1か月半が経過、思い通りに戦えている球団や、逆にウイークポイントも見えつつある。
中でもぶっちぎりで苦しい戦いが続いているのは借金「11」でパ・リーグ6位の西武だろう。
【トレードの予感】『1対2で電撃トレードはありえる?』現状では厳しい!緊急補強で動きそうな球団について考察します!【プロ野球】
5月10日の楽天戦(ベルーナドーム)も2-13と大敗。今季初先発となったプロ2年目右腕の青山美夏人が5回途中8安打3失点で降板すると、7回に4番手のヤンが相手主砲の浅村栄斗に3ランを浴びるなど中継ぎ陣も崩れ、今季ワーストの13失点、一方、打線も楽天投手陣の前に2得点を奪うのがやっとと投打ともに苦しい状況が続いている。
西武含め、各球団の強化ポイントに関しては球界内から様々な考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は5月10日に自身のYouTubeチャンネルに「【トレードの予感】『1対2で電撃トレードはありえる?』現状では厳しい!緊急補強で動きそうな球団について考察します!【プロ野球】」と題した動画を更新。動画内では各球団の補強ポイントについて触れている。
まず冒頭で触れたのが西武だった。
西武に関して「打たないことには勝てないから」と高木氏はコメント。主砲の山川穂高をFAで欠き、現在チーム打率(・205)、得点(80)はともにリーグワースト。期待した新外国人のヘスス・アギラ―、フランチー・コルデロも不発とあって、得点力不足が深刻となっている。
そこで注目されるのは、中日のダヤン・ビシエドだとした。
「水上(由伸)、本田(圭佑)あたりでビシエドと商売(トレード)ができればいいな」として、1対2のトレードを予想する場面も。