山賊打線復活は道半ばか 主軸外すも打線つながらず 西武が単独最下位にあえぐ「理由」
源田はWBCにも侍ジャパンの一員として貢献した(C)Getty Images
常勝軍団が苦しんでいる。
西武は4月24日に行われたオリックス戦(京セラドーム大阪)に3-4と今季4度目のサヨナラ負けを喫した。
勝ちきれない。3点をリードされ迎えた9回は中村剛也が相手守護神の平野佳寿から左越えの2号ソロをマーク。二死一、三塁の好機に金子侑司が中前へ2点適時打を放ち、ぎりぎりの場面で同点に持ち込んだ。
しかし3-3の延長10回二死二、三塁から4番手の本田圭佑が紅林弘太郎にサヨナラ打を浴び、ジ・エンド。まだ21試合を経過しながら借金7の単独最下位と苦しい戦いが続いている。
この日は開幕から全試合で4番を託したヘスス・アギラー、同じく不動のレギュラー、源田壮亮、外崎修汰を先発から外した。
思い切ったカンフル剤も打ち込んだが、勝利には手が届かなかった。
開幕から21試合で20通りのオーダーと猫の目打線で「最適解」を摸索するも、光が見えてこない。
一つにはFA移籍した山川穂高の穴を埋めるべく期待された両助っ人の不振も影響している。4番を託したアギラ―はここまで打率・208、2本塁打、8打点。同じく主軸として期待を集めたドミニカ出身のフランチー・コルデロは開幕から14試合に出場し、打率・176、1本塁打。日本球界特有の変化球の攻めにも苦しみ、ファームで再調整を強いられた。
1 2