「苛立ちからテニスボールを蹴り」審判直撃も“注意のみ” 対戦相手が「滑稽だ」…全仏OPで「明らかに一貫性がない」
テニス全仏オープンで思わぬアクシデントが発生した(C)Getty Images
テニスの全仏オープンで起きた思わぬアクシデントが物議をかもしている。現地時間6月3日(日本時間4日)、男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク7位でイタリアのロレンツォ・ムゼッティが、同16位で米国のフランシス・ティアフォーを3-1で下し、4強進出となった。
【動画】テニス全仏オープン 蹴ったボールが審判直撃の問題シーン
その試合中、ムゼッティがボールパーソンからボールを受け取る際に、足元で跳ねたボールを蹴り、それが線審の胸あたりに直撃する事態が起きた。線審は動じず、ムゼッティ自身は謝罪するような仕草を見せたものの、ムゼッティは注意だけで試合は続行された。
米誌『Sports Illustrated』は、「試合中、ムゼッティは苛立ちからテニスボールを蹴り、それが線審に当たった。ティアフォーに1セットリードしていたムゼッティは、ボールが線審に当たったことで失格の危機に瀕した」と記した。
対戦相手のティアフォーは、「彼はあれをやったのに、何も起こらなかった。滑稽だと思う。それが現実だ。何も起こらなかった。だから何も言うことはない。明らかに一貫性がない。それが現実だ」と、コメントしたという。
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